【薪ストーブキャンプ】絶対に押さえておきたい5つのポイント!!

秋から冬になるにつれて気温の低下が進み、僕にとってはとても楽しみなキャンプシーズンが始まります。

キーンと張りつめた空気の中、焚き火の暖かさや温もりを感じ、星空を眺めながらのんびりと長い夜を野外で過ごすことはとても贅沢な時間に感じます。

気温が下がれば下がるほど、何故だかテンションが高くなるというのはキャンパーあるある(笑)

そんな秋冬シーズンの楽しみの1つに『薪ストーブキャンプ』があります。

薪ストーブキャンプに憧れを持っている方もきっと多いと思います。

これから薪ストーブキャンプにチャレンジしたいと思っている方、必見です!!

その薪ストーブキャンプをやるうえで、絶対に押さえておきたいポイントを5つ紹介します。

 

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薪ストーブキャンプを始める前に・・・

薪ストーブキャンプというのは、テント内に薪ストーブを設置して行うキャンプスタイルのことです。

基本的に、テント内は火器厳禁。テント内での事故・トラブルに関しては、一切が自己責任になると言うことをまず、知っておく必要があります。

その為、冬キャンプでのテント内で火気を使用(薪ストーブのみならず、石油ストーブやガスストーブ、焚き火などを含みます)する際には細心の注意を払うようにしてください。

安易な考えや発想、ノリや勢いで行うのではなく、知識を持って、しっかりとした情報収集・理解をしたうえで楽しむようにしてください。

楽しい時間をより楽しむための準備をしっかり行いましょう。

薪ストーブの設置について

まず、気を付けなければならないことは設置方法、設置位置についてです。

設置方法

設置方法に関しては、テントの形、種類により方法が異なります。

その為、一概にこの方法がBESTという明確な答えはありません。

が、基本的な設置方法はどのような形のテントであっても変わりません。

煙突とテントが触れる部分には幕除けや断熱材、煙突ガードなどを使用してテントが燃えるなんてことが無いように細心の注意を払うようにしましょう。

基本的な設営方法は下記の記事を参考にしてみてください。

設置場所

薪ストーブを設置する場所にも注意が必要です。

人がよく出入りするような場所の周辺に設置すると火傷などのケガやトラブルの可能性が高まります。しかし、テントの形によって設置する場所は限られてきます。限られた場所の中で、一番安全な場所に設置するようにしましょう。

安全の基準としては、人の出入りが少ない場所であること、地面が平らで安定していること、煙突がテントに近すぎないこと、この3点をしっかりと押さえた場所に設置しましょう。

煙突について

続いては、煙突に関することです。

煙突の縦と横の長さ

薪ストーブをする上で知っておかなければならない知識として、煙突の縦横比があります。煙突の横の長さを1とした場合、縦の長さとして必要になってくる煙突の長さは3倍以上です。この条件以下だと、薪がしっかりと燃えず、煙が逆流し、煙がテント内で充満し、薪ストーブキャンプどころの騒ぎではなくなってしまいますので、注意しましょう。

煙突の長さの比率は横:縦=1:3以上で設置しましょう。

煙突のドラフト効果

薪ストーブキャンプで勘違いされやすいことの1つに、薪ストーブでテント内を温める主な要素は薪ストーブ本体の暖かさによって決まる。と思っている方が多いです。

もちろん、薪ストーブ本体からの熱で幕内の温度も上がるのですが、実は煙突からの上昇気流(これをドラフト効果といいます)によって幕内の温度を上げてるのです。

そのドラフトを生み出すためにも煙突の縦横比率は3:1以上にしなければ上手く機能しません。

効率よくドラフトさせるには上昇気流を生み出すことが大事になってきますので、煙突はなるべく垂直に近い状態での設置を心がけましょう。

ドラフト効果の高い薪ストーブの設置例を以下のサイトで紹介していますので参考にしてみてください。

せっかくの暖かい熱を幕内で有効に活用するため、なるべく煙突はテント内に収まるように設置しましょう。

薪について

薪ストーブキャンプでは薪についての知識も必要となってきます。

広葉樹、針葉樹を使い分ける

薪となる木の種類は大きく分けて2種類あります。

それが、【針葉樹】と呼ばれるものと【広葉樹】と呼ばれるものです。

それぞれ特徴があり、使い分ける必要があります。

それぞれの特徴、用途は以下の通りです。状況によって使い分けましょう。

また、ストーブの大きさによって使用する薪の長さが変わってきます。

ストーブにマッチした大きさに手斧などを使ってサイズを調整した薪を使用するようにしましょう。

薪ストーブキャンプでは手斧は必須です。

【針葉樹】

針葉樹は火がつきやすく、温度があがりやすいです。また、乾燥も速く軽いのが特徴です。広葉樹に比べて入手しやすく安価なのも特徴の1つと言えます。

針葉樹の薪は火がつきやすくパッと燃え瞬発的な火力が強いのが特徴なので、薪ストーブでは主に炊きつけ時に使います。

代表的な針葉樹は、スギ、マツ、ヒノキです。

【広葉樹】

広葉樹の薪はなんといっても火持ちの良さが特徴。木の密度が非常に高く、硬い為長時間安定した温度で燃えてくれます。密度が高い分乾きにくいので、十分な乾燥期間が必要です。価格は針葉樹と比べると高めです。

薪ストーブでは火が安定してきたら、使用するのがベストです。

代表的な広葉樹は、クヌギ、カシ、ナラ、サクラです。

乾燥度合い

薪の種類がわかったら、次は薪の乾燥についてです。薪が乾燥しているしていないは薪ストーブの調子に大きく影響します。

乾いていない薪を使用すると様々な問題が生じます。
まずはなかなか火力が上がりません。なぜなら薪に残っている水分が蒸発してから薪が燃えるためです。その為、薪ストーブの温度は上がらず効率が下がってしまいます。

薪ストーブに使う薪の最適な水分量は15%~20%前後です。乾燥しているかどうかは含水率計で確認します。含水率計は必須です。

上手な燃焼のさせ方について

せっかく薪ストーブ使うのであれば、上手に薪を燃やして効率良く幕内を温めたいですよね。その為に知っておくべきことは燃焼についてです。

燃焼効率と熱効率

薪を燃やした時に、薪の持つ化学的エネルギーがどれだけ熱に変換されるか、その効率を燃焼効率と言います。(薪の持つ効率)

薪ストーブを通常に使用している場合、燃焼効率は100%に近いと言われています。

燃焼で発生した熱が、どれだけ室内の暖房に使用されているか、その効率を熱効率と言います。

熱効率は、薪は燃えてストーブの中で熱になっているところから、その熱がうまく室内を暖めるのにどれだけ使われているかを表しています。

熱効率の高さによって、室内(幕内)が温められるかが決まると言ってもいいでしょう。

薪ストーブには煙突が必要で、どうしても煙突から室外(幕外)へ熱が逃げます。煙突は、燃焼で発生した二酸化炭素と水を排出していますので、同時に熱を放出してしまいます。熱効率は、どうしても100%にできないわけです。

熱効率を上げるためには・・・

適切な薪の量と適切な燃焼空気で適切な燃焼、薪ストーブの持つ高い熱効率を実現するために、その使い方が重要になってきます。

やみくもに薪をストーブにぶち込むのではなく、燃焼に適切な量を使用し、煙突からの熱も上手く幕内に取り入れることがとても大切です。

換気について

薪ストーブキャンプをする上で、もっとも重要で注意しなければならないことが換気についてです。

一酸化炭素中毒

テント内で火器を使用する場合、注意しなければならないのは一酸化炭素中毒です。

石油ストーブ、ガスストーブ、ファンヒーターなどいわゆる開放型暖房器具は、室内の空気(酸素)を使って燃焼し、排気ガスを室内に出す仕組みになっています。換気をしないでこれらの暖房器具を使用し続けると、室内空気が汚染されるだけでなく、室内の酸素濃度が低下してくると不完全燃焼が進み、一酸化炭素が急激に増加し、一酸化炭素中毒の危険が高まります。

テント内で使用する場合は、常に新鮮な空気の循環が出来るように、しっかりと換気する(もしくは、常に換気用に締め切らない)ようにしてください。

そして、一酸化炭素中毒対策として、必ず警報器を使用してください。

一酸化炭素は無味無臭の為、人間が気づいたときには手遅れの可能性もあります。幕内で火器を使用するのであれば、必ず警報器を用意してください。

ちなみにですが・・・

勘違いをされている方が沢山いるのですが、薪ストーブは燃焼時の排気ガスを煙突から室外へ排出しているため、一酸化炭素中毒のリスクは実はほとんどありません。

しかしながら、幕内での火器の使用の為、警報器は必ず用意してください。

もちろん、僕も秋冬シーズンは必ず常備し、使用しています。

まとめ

薪ストーブキャンプで押さえておきたいポイントを5つ紹介しました。しっかりとした準備と対策、知識を持っていれば薪ストーブキャンプを楽しむことが出来ると思います。

石油ストーブやガスストーブとは違い、テント内で炎のゆらめきを眺めることができます。

他のストーブ類とは違い、朝まで幕内がずっと暖かいなんてことはありませんが、それもまた薪ストーブのいいところだと思っています。

1人でも多くの方に薪ストーブキャンプの魅力が伝わればと思います。

薪ストーブ アイアンストーブ

今回紹介したアイテム

 

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