コールマン『ウェザーマスター』とは?
ウェザーマスターは、コールマンから販売されているテント、タープのなかの最高峰モデル。耐水性、換気性に優れ、高温多湿な日本でも、雨や結露を気にせず快適にキャンプを楽しめるように設計されています。そしてあらゆることに考慮し設計されたこのテントは、ひとつの到達点であるとも言われています。コールマンの通常のグレードモデルのテントと比べても、値段はやや高めです。にもかかわらず、多くのファンの心を掴んではなさないハイグレードモデル。果たしてどんな魅力があるのでしょうか?今回はウェザーマスターシリーズの中でも人気の高い”テント”に絞って、その秘密・魅力に迫っていきます!
高性能なスペック
①耐水圧が高いまず第一にウェザーマスターは、他のテントと比べて耐水圧が圧倒的に高いことが特徴。フライシート(屋根部分)の耐水圧は約3,000mmと、普通のコールマンのテントの耐水圧約2,000mmと比べても非常に高い数値。
また、フロアシート(床部分)の耐水圧も約10,000mm(普通のテントは約2,000mm)と、テントの中で最強クラスの耐水圧を誇り、雨水や夜露、地面の水分が浸みてくるのを防ぎます。
(※耐水圧とは、生地にしみこもうとする水の力を抑える性能数値のこと )
②換気性能が高い
ウェザーマスターには、ベンチレーションシステムが採用されています。これは、暖かい空気は高い所へ移動するという性質を活かし、テント上部と下部にベンチレーター(空気の抜けるメッシュ)を配置、空気の対流でテントの空気循環を行う機能のこと。
通常のテントだと、入り口ドア部分を少し開けるなどひと手間かかりますが、換気作業を楽に行え、気温の寒暖差による結露の発生を防いでくれます。
ウェザーマスターの種類
ウェザーマスターには大きく分けて2つの種類があり、それぞれのコンセプトに基づいたモデルをラインナップ。①BREATHE DOME CONCEPT(ブリーズドーム コンセプト)
通称、呼吸するテント。その名の通り、換気性能が優れています。ベンチレーションシステムに加えて、インナーテントの一部にコットン混紡素材を使用。なぜコットン素材を使用するかというと、コットンは湿気吸収性に優れており、テント内の結露の発生を防いでくれます。寒暖差が生まれやすい夏シーズンに向いているモデル。
②4SEASONS DOME CONCEPT(4シーズンドーム コンセプト)
上のブリーズドームが夏の快適性を追及したタイプなら、4シーズンドームは、四季を通じて快適に過ごすことを目的としたテント。オールポリエステル素材により寒さを防ぎ、優れたベンチレーションシステムで蒸れを逃がします。氷点下の冬から、熱い夏まで両方をカバーしてくれるモデルです。
各商品の特徴 (コールマン2015年カタログ掲載商品から抜粋)
ウェザーマスター ワイド2ルーム コクーンⅡ(4シーズン コンセプト)●定員:4~6人用
●使用時サイズ:約360×240×195(h)cm(インナーサイズ)
●収納時サイズ:約φ40×85cm
●重量:本体/約16.3kg ポール/約11.1kg 付属品/約2.6kg
●耐水圧:約3,000mm(フロア:約10,000mm)
●インナーテントを取り外せば大きなスクリーンハウスとして使用可能
寝室・リビング共にゆとりのあるスペースが魅力の超大型2ルームテント。初代コクーンから、「Ⅱ」では新たに天井部にベンチレーターを追加でさらに広々!サイドウォールが付いているのでキャノピーを有効に活用できます。さらにオプションで、コットンインナーテントも装備可能。
【仕様】
キャノピー、メッシュドア、ベンチレーション、コード引き込み口、メッシュポケット、ランタンフック
ウェザーマスター ワイド2ルーム コーチ(4シーズン コンセプト)
●参考価格:130,000円+消費税
●定員:4~5人用
●使用時サイズ:約330×290(220)×185(h)cm(インナーサイズ)
●収納時サイズ:約φ38×88cm
●重量:本体/約15.2kg ポール/約8.5kg 付属品/約2.3kg
●簡単設営、簡単撤収が可能な吊り下げ式インナーテント
【特徴】
コクーンより一回り小さい4~5人用だが、ほぼ同様のスペックを完備。両サイドの縦ラインに入るフレームが側壁の立ち上がりを確保して、室内の圧迫感が少なく、ゆったりとしたサイズの2ルームハウスです。
【仕様】
キャノピー、メッシュドア、ベンチレーション、コード引き込み口、メッシュポケット
ウェザーマスター ワイド2ルーム STD(4シーズン コンセプト)
●参考価格:95,000円+消費税
●定員:4~5人用
●使用時サイズ:約300×225×175(h)cm(インナーサイズ)
●収納時サイズ:約φ34×82cm
●重量:本体/約10.1kg ポール/約6.3kg 付属品/約1.3kg
●簡単設営、簡単撤収が可能な吊り下げ式インナーテント
【特徴】
同シリーズの中では、手ごろな価格ながらも耐水圧などのスペックが魅力。大きなクロスフレームに、シンプルなフレーム構造は、分かりやすく設営しやすい。はじめての2ルームテントにおすすめ!
【仕様】
メッシュドア、ベンチレーション、コード引き込み口、メッシュポケット
ウェザーマスター ブリーズドームIII/300(ブリーズドーム コンセプト)
●参考価格:63,000円+消費税
●定員:4~6人用
●使用時サイズ:約300×300×200(h)cm(インナーサイズ)
●収納時サイズ:約φ28×80cm
●重量:本体/約7.4kg ポール/約5.2kg 付属品/約1.9kg
【特徴】
通称「呼吸するテント」。インナーテントの一部に天然素材“コットン”を主原料としたポリコットン素材を採用。通気性が高く、テント内の結露が起こりにくく、コットン素材なので肌触りは最高です!また「ヘルスガードコーティング」を施し、害虫・防カビ・防アレルギーに高い効果を発揮。
【仕様】
キャノピー、前室、メッシュドア×2、ストームガード、ベンチレーション、コード引き込み口、ランタンハンガー、メッシュポケット
【使用感】ウェザーマスターってどうすごいの?
ここまで、性能・スペックなどを書き連ねてきましたが、いまいち実感が湧かないという方へ向けて、実際にウェザーマスター(新旧モデル含む)を使用しているユーザーの方たちの声、レビューなどを集めてみました。『雨に強い!』という声
・このテントで初めて雨に降られたので確認しましたが、テフロン加工が利いて、雨がポロポロと転がっています。(出典:みよっさんの自由なアウトドア 使用:ウェザーマスター ブリーズドーム/240)
・バケツをひっくり返したような豪雨でも、もちろん浸水はありません。風にも強く、本体へのペグダウンだけで多少の風ならビクともしません。(出典:ゆるゆると過ごす日々 使用:ウェザーマスター ワイド2ルーム コクーン)
・2日目は生憎の雨でしたが撥水はちゃんと効いてるようですね。夜も結構蒸し暑い感じもありましたが各メッシュパネルの調整で快適に眠れました。(出典:Camp life of takamax 使用:ウェザーマスター 2ルームハウス)
・残暑残る9月下旬に使用しました。昼間と夜間では相当の気温差があり、タープは汗びっしょりになっていましたが、コットンインナーのおかげか、テントの中には、汗もかかず、快適に過ごすことができました。(出典:コールマン 使用:ウェザーマスター ブリーズドームIII/300)
・換気も十分で夜中に冷えたので全部閉めて寝ましたが、特にインナーに結露も無かったです。(出典:コールマン 使用:ウェザーマスター STドーム/270)
・「組み立てて気付きましたが、色分け等されててめっちゃ分かりやすい!前のテントに比べて設営がかなり楽。慣れたら15分くらいでできるのでは?」(出典:NO MATTER HOKKAIDO(なまらほっかいどー) 使用:ウェザーマスター 2ルームハウス)
・今までは、パラタープとテントをドッキングしていたのですが、設営の時間も短時間で済み、中の広さも私達家族(4人)には丁度良く快適に過ごすことができました。(出典:てぃだファミリー 使用:ウェザーマスター ワイド2ルーム コクーン)
・インナーテントは大人二人、子供二人でまだまだ余裕があります。インフレータブルマットを4枚敷いていますが、もう1枚敷いても隙間が出来そうです。(出典:ゆるゆると過ごす日々 使用:ウェザーマスター ワイド2ルーム コクーン)
キャンプの肝は、やはりテント
自然環境に身を置くと、急な豪雨に見舞われたり、前日に降った雨のせいで地面から水が浸みてきたりと、さんざんな目にあうことも少なくありません。快適なキャンプの時間を過ごすには、やはりテントが肝。快適な時間をいかに過ごせるかは、持っていくテントにかかっています。コールマンの最高峰モデル「ウェザーマスター」は、悪天候にも動じない安心感があります。いっしょに行く家族にツラい想いをさせないためにも、キャンプをずっと好きでいてもらうためにも、ちょっといいテントを揃えてみませんか?
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