2ルームテントは初心者キャンパーにオススメ!
商品名にある「2ルームテント」とは、リビングと寝室が一体化したテントのこと。タープいらずで過ごせるので設営の手間も省けますし、フラップを下ろせば雨ざらしになることもありません。もちろんタープほどの開放感はありませんが、メッシュを閉めれば虫の侵入を防げるので、夏キャンプも気兼ねなく楽しめます(ただし虫の侵入を100%防げるわけではありません)。
コールマンの初心者向け2ルームテントはこの3モデル
そんな2ルームハウスですが、コールマンには以下のラインナップがあります。・タフスクリーン2ルームハウス
今回の主役「タフスクリーン2ルームハウス」のベースモデル。定番のグリーン×ベージュ以外にも、別注カラーや2018年の新作カラーなど、カラーリングも豊富です。
・タフスクリーン2ルームハウス+
こちらは2018年新作「タフスクリーン2ルームハウス+」です。ベースは「タフスクリーン2ルームハウス」とほぼ同じ。コールマンの新テクノロジーを採用しており、室内は真っ暗! 詳しくは後述します。
・ラウンドスクリーン2ルームハウス
こちら2ルームテントの定番「ラウンドスクリーン2ルームハウス」。最大の特徴は、出入口と両サイドの3面をキャノピー(屋根)にできるのこと。アレンジしにくい2ルームテントの中でも、かなり自由度の高いモデルと言えます。
他にもハイクラスな「ウェザーマスターシリーズ」がありますが、今回は価格も手頃な通常ラインに絞りました。
その中でも、「タフスクリーン2ルームハウス」にスポットを当ててご紹介! まずはこのモデルの特徴を見ていきましょう。
タフスクリーン2ルームハウス8つの特徴
まずはタフスクリーン2ルームハウスの特徴をご紹介します!特徴① 2WAYの使い道がある
2ルームテントとして使用するだけでなく、つり下げ式のインナーテントを外すと大型のリビングルーム(シェルター)としても使えます。大人数でパーティーをすることも可能!また帰る日の朝、先にインナーテントを片付けてしまって、後は大きなリビングルームでゆっくり過ごす……という過ごし方もできますね。
特徴② 圧迫感のない空間
リビングルームの高さは、約170~215㎝。リビングルーム中央部は215㎝あるので、圧迫感がありません。一方、寝室となるインナーテントの高さは170㎝。テントの超ド定番である同社のドーム型テント「タフドーム/3025」の室内高が175cmなので、少し低いように感じるかもしれません。
しかし、主な行動範囲であるリビングルームの高さは170㎝以上あるので、気にする必要はありません。
人によっては腰を屈める必要がありますが、立ったままで着替えもできますし、寝るだけであれば問題のない高さです。
特徴③ 4人家族でぴったりの広さ
次に広さを見ていきましょう。まずはリビングルーム、こちらは約340×290cmです。たくさんギアを置けるほど余裕はありませんが、家族4人分のチェアやテーブル、調理機材といったベースとなるものを置いて「ちょうどいいくらい」のスペース。初心者キャンパーには問題のないはず。
一方、インナーテントは約320×230cm。高さの紹介でも触れた「タフドーム/3025」が約300×250㎝で、両者とも4~5人用を想定してます。数値だけみると、タフドームよりも横幅が広く、縦が短いですね。
しかし! 図面でインナーテントを見てみると……。
↑上が「タフスクリーン2ルームハウス」。下が「タフドーム/3025」です。
「タフドーム/3025」は正方形ですが、「タフスクリーン2ルームハウス」のインナーテントは台形なので、デットスペースが生まれています。実際に使えるスペースは、表記されている数値より狭まるという点を頭に入れておきましょう。
特徴④ 初めてのキャンプだって快適に過ごせる
キャンプにおいて、避けられないのが虫。写真のように全面がメッシュパネルになるので、虫がは入りずらい空間をつくれます。また、雨が降ってきてもフラップを下せば閉め切れるので、タープのように雨ざらしになる心配もありません。
またベンチレーション(通気口)が、リビングルームの両サイド上部に2箇所、インナーテントの上部と下部にそれぞれ2箇所ずつ付いていています。
これはテント下部から空気を取り込み、テント内にこもっている暖かい空気を、上部にあるベンチレーションから排気する仕組みになっています。
このベンチレーションがあることで、新鮮な空気が常にテント内を循環してくれるんです。
なので、雨の日に全面パネルを閉めても空気がこもりませんし、結露防止にも一役買ってくれます。
特徴⑤ 設営がカンタン!
シンプルな構造なので、設営はさほど難しくはありません。1人でも組み立てられるようですが、サイズも重さもあるので、はじめは2人で設営するのがベター。インナーテントが吊り下げ式なので、雨の日でも濡れずに設営できるのは魅力的です。
特徴⑥ 雨にも風にも強い!
天井が高いと風に弱いイメージがありますが、タフで丈夫なアルミ合金製メインポールを採用しているので、ちょっとやそっとの風ではビクともしません。
またその証拠に、風速15m/s ~20m/sの実証テストをクリアしています(コールマンの「タフ」という商品名が付くものは、このテストをクリアしています)。台風などの悪天候でない限り、基本的には問題ありません。
そしてもう1つ。テントを選ぶとき必ず見てほしいのが「耐水圧」です。
強い雨でも耐えられる1500mm以上あれば合格点ですが、タフスクリーン2ルームハウスは2000mm!
コールマンの場合、ほとんどのテントが1500mm以上のスペックなので、耐水圧を気にする必要はないかもしれません。
特徴⑦ 5万円台は標準的なお値段!
タフスクリーン2ルームハウスの気になる価格ですが、公式ホームページでは¥59,184(税込)。初心者向けの2ルームテントの相場を考えると、これは高くも安くもなく”ちょうどいいお値段”です。たとえば、国内であればコールマンと同じような規模であるロゴスから出ている、初心者向けの2ルームテント「neos PANELスクリーンドゥーブル X」、コスパの良さで人気のDODの「カマボコテント2」も5万円台で販売されています。
特徴⑧ カラーバリエーションが豊富!
タフスクリーン2ルームハウスは、カラーリングの種類が豊富です。どんなデザインがあるのか、さっそく見ていきましょう!・タフスクリーン2ルームハウス
こちらはベースカラー。コールマンの象徴、ベージュ×グリーンという自然に馴染みやすいデザインです。
・同モデル バーガンディ
JISの色彩規格では「ごく暗い紫みの赤」とされているバーガンディ。あまり人と被りたくない方にオススメ。
・同モデル 2018年新作オリーブ
こちらは2018年の秋冬に発表されたニューカラー。アメリカのカリフォルニア州にある大自然公園「ヨセミテ」をテーマにした配色です。
大地に生い茂る木々をオリーブで、壁のようにそびえる岩肌をサンドで表現しています。
・同モデル ナチュラム限定カラー
コールマンとアウトドア専門通販「ナチュラム」がコラボした別注カラー。オリーブ×ブラウンという落ち着いた配色です。数量限定だったため、現在は完売しています。
タフスクリーン2ルームハウス3つの気になる点
ここまで「タフスクリーン2ルームハウス」の魅力を紹介してきましたが、もちろん気になる部分もあります。購入する前にチェックしておきましょう。気になる① 夏は場所を選ぶ必要がある
遮光性が高くないので、標高が高いキャンプ場や木陰が確保されているサイトなど、場所を選んで設営するのが無難です。
木陰になればさらにいいと思うけど、直射日光ガンガンだとさすがに暑いです!(出典:*こじこじファミリー*外遊びの記録)
その② 寝室にスカートがないので寒い時期は厳しくなる
「スカート」はテントの裾についているヒラヒラしたもの(上の画像でいう緑の部分)。これは下の隙間から入ってくる冷気を妨げ、テント内の保温性を高めてくれる役割があります。タフスクリーン2ルームハウスの場合、リビング側にはスカートが付いていますが、寝室側(テント)には付いていないので、雪中キャンプレベルの極寒での使用は控えたほうが無難でしょう。中には、スカートを自作してしまう強者キャンパーもいるようですよ。
その③ 事前にサイトの広さを確認する必要あり!
2ルームテントは広さが魅力ですが、サイトの種類や区画サイズによっては設営が難しいことがあります。キャンプ場の区画サイトは、だいたい6×8mや10×10mの広さ。しかしそこには、車を含めてそのサイズなのか、もしくは含めないでそのサイズなのか2パターンあり、キャンプ場によってマチマチです。
タフスクリーン2ルームハウスのサイズは約5.4×3.4m。車込みのサイトの場合は、最低10×10m以上あるキャンプ場、もしくはフリーサイトを選ぶのが無難です。
設営方法は?
テント設営の一番の難関は立ち上げ。はじめに、数本のポールを対応するスリーブに通していきますが、その時よく陥るのが「このポールってどこに通せばいいの?」という問題。
タフスクリーン2ルームハウスは、ポールとポールを通すスリーブは同じ色をしているので、どこに通せばいいのかが一目でわかります。テントを立ち上げるために、ポールを本体の裾についているピンに差しますが、そのピンにも差すべきポールと同色のロープが付いており「どこに入れればいんだっけ?」と迷う心配がありません。
ですが、口コミを覗いてみると「ペグの位置どりに時間がかかった」「収納に手間取った」という声も。できれば本番前に試し張りを、難しい場合は設営の動画を見て予習しておくと安心です。
設営時間どれくらいかかるの?
満足広々快適でした。ただ女2人で初設営は1時間で汗だくでした。でも2回目はもっと早く出来そうです。(出典:楽天みんなのレビュー)
はじめての設営では、慣れていないこともあって2人がかりでも1時間近くかかってしまう口コミも。一方で、テント設営の経験がある人は15分ほどで設営できた! という声もありました
一度コツを覚えてしまえば、次からは大幅に時間を短縮できそうですね!
長く使い続けるためには「グランドシート」があると◎
グランドシートとは、テントの下に敷く保護用のシートのこと。サイトの地面はキャンプ場によって異なり、芝生や砂利や砂地などさまざま。凸凹した地面に直接テントを張ると、テントの底部が傷つき、最悪の場合汚れてしまう可能性も……。テントをなるべく長く使い続けるためには、グランドシートを敷いてからテントを設営するようにしましょう。専用のグランドシートも販売されていますが、レジャーシートやブルーシートで代用している賢いキャンパーも珍しくありません。
Coleman タフスクリーン2ルームハウス
●定員:4~5人用
●耐水圧:約2000mm(フロア:約2000mm)
●重量:約16kg
●材質:フライ/75Dポリエステルタフタ(UVPRO、PU防水、シームシール) インナー/68Dポリエステルタフタ(撥水加工) フロア/210Dポリエステルオックスフォード(PU防水、シームシール) ポール/(メイン)アルミ合金約16mm (ミドル)アルミ合金約13mm (リア)アルミ合金約13mm (リッジ)アルミ合金約11mm (キャノピー)スチール約19mm
●付属品:キャノピーポール×2、ペグ、ロープ、ハンマー、収納ケース
●耐水圧:約2000mm(フロア:約2000mm)
●重量:約16kg
●材質:フライ/75Dポリエステルタフタ(UVPRO、PU防水、シームシール) インナー/68Dポリエステルタフタ(撥水加工) フロア/210Dポリエステルオックスフォード(PU防水、シームシール) ポール/(メイン)アルミ合金約16mm (ミドル)アルミ合金約13mm (リア)アルミ合金約13mm (リッジ)アルミ合金約11mm (キャノピー)スチール約19mm
●付属品:キャノピーポール×2、ペグ、ロープ、ハンマー、収納ケース
行程はあまり複雑ではなくて公式動画を参考にしながら設営できました。
ベンチレーションの数や、インナーテントも然程屈まず移動が出来、広さ機能ともに満足しています。
出典: 楽天みんなのレビュー
Coleman タフスクリーン2ルームハウス オリーブ/サンド
●定員:4~5人
●耐水圧:フライ2000mm、フロア2000mm
●重量:約16kg
●材質:フライ/75Dポリエステルタフタ(UVPRO)インナー/68Dポリエステルタフタ、フロア/210Dポリエステルタフタ、メインポール/アルミ合金、キャノピーポール/スチール
●付属品:キャノピーポール×2、ペグ、ロープ、ハンマー、収納ケース
●耐水圧:フライ2000mm、フロア2000mm
●重量:約16kg
●材質:フライ/75Dポリエステルタフタ(UVPRO)インナー/68Dポリエステルタフタ、フロア/210Dポリエステルタフタ、メインポール/アルミ合金、キャノピーポール/スチール
●付属品:キャノピーポール×2、ペグ、ロープ、ハンマー、収納ケース
Coleman コールマン 2ルームハウス用テントシートセット
●サイズ:インナーシート/約310×230cm、グランドシート/約300×215cm
●重量:約3.2kg [インナーシート約2.4kg、グランドシート約0.8kg]
●材質:インナーシート/68Dポリエステルタフタ、PEスポンジ(厚さ約4mm)、PVC グランドシート/ポリエチレン
●付属品:収納ケース
●重量:約3.2kg [インナーシート約2.4kg、グランドシート約0.8kg]
●材質:インナーシート/68Dポリエステルタフタ、PEスポンジ(厚さ約4mm)、PVC グランドシート/ポリエチレン
●付属品:収納ケース
コールマンで比較するなら①「タフスクリーン2ルームハウス+」
続いては、冒頭でもチラッと紹介した2モデル。・コールマンの2ルームテントタフスクリーン2ルームハウス+
・ラウンドスクリーン2ルームハウス
外見はタフスクリーン2ルームハウスと似ている両者ですが、違いは一体どこなのでしょうか?
この2モデルとタフスクリーン2ルームハウスを比較してみます! まずは2018年の新作、「タフスクリーン2ルームハウス+」から。
違い① 寝室の通気性
白と赤というカラーリングが涼しげな印象に変わりましたね。サイズは変わらないものの、価格は7万円台とだいぶ値上がりしています。一体なにがどう違うのでしょうか?まずは寝室のサイドに大きなメッシュパネルが付いたこと。これはベースモデルにはない仕様です。寝る時の快適さがUP! もちろんベンチレーションも上下に配置されているので、効率よく空気を循環してくれます。
違い② 遮光性
外側は真っ白なテントですが、インナーテントの内側を見てみると驚くほど真っ黒! 『ダークルーム(TM)テクノロジー』という遮光性に優れた素材を採用しており、なんと光を90%以上もブロックしてくれるんだとか!当然、差し込む光量が少なくなるので、テントの中は真っ暗! さらに室内の温度上昇を抑えてくれるので、夏キャンプもかなり快適になりそうです。
▼本当に温度は下がるのか!?検証してみた記事はこちら
コールマンで比較するなら②「ラウンドスクリーン2ルームハウス」
タフスクリーン2ルームハウスの前身ともいえる「ラウンドスクリーン2ルームハウス」は、コールマンの超定番テント。お値段は4万円台とかなりリーズナブル! タフスクリーン2ルームハウスとデザインはとてもよく似ていますが、違う点がいくつかあります。違い① フレームの素材
作りやサイズも、タフスクリーン2ルームハウスとほぼ一緒です。大きく違うのはポールの素材。ラウンドスクリーン2ルームハウスはスチール製のフレームを使用しており、タフスクリーン2ルームハウスは※アルミ合金製のポールが採用されています。※アルミ合金……アルミニウムに様々な金属を加えて合金された素材
質量に大差はないので、スチールよりもアルミ合金の方が強度が高く、また耐食性も勝ります。またアルミの方が軽いので、ラウンドスクリーン2ルームハウスの方が4kgも重くなっています。
違い② ベンチレーションの数
ベンチレーションの数は、左右の側面に4ヵ所あるタフスクリーン2ルームハウスに対し、ラウンドスクリーン2ルームハウスは天井の1ヵ所のみ。持ち運びやすさ、過ごしやすさを考えると「タフスクリーン2ルームハウス」がオススメです。「でも行っても年に数回だし……コスパ優先!」という方は、ラウンドスクリーン2ルームハウスでも十分でしょう。
Coleman ラウンドスクリー2ルームハウス スタートパッケージ【別注モデル】 オリーブ×コヨーテ
●定員:4~5人用
●耐水圧:約2,000mm
●重量:約20kg
●材質:フロア材質:210Dポリエステルオックス(PU防水、シームシール)、ポール材質:FRP約直径12.5mm(ルーフ)
●付属品:キャノピーポール×2、ペグ、ロープ、ハンマー、キャリーバッグ、専用インナーマット、専用グランドシート
●耐水圧:約2,000mm
●重量:約20kg
●材質:フロア材質:210Dポリエステルオックス(PU防水、シームシール)、ポール材質:FRP約直径12.5mm(ルーフ)
●付属品:キャノピーポール×2、ペグ、ロープ、ハンマー、キャリーバッグ、専用インナーマット、専用グランドシート
アシストクリップがあるタイプではないので、1人では無理です(笑) 女性2人で20分もあれば設営できます(初キャンプな方はもう少しお時間かかるかも)。
出典: 楽天みんなのレビュー
▼ラウンドスクリーン2ルームハウスの詳細はこちら!
これからキャンプを始める人はこれを選べば間違いなし!
キャンプをこれから始めたいけれど、どんなテントを選べばいいの? と悩んでいる人に、タフスクリーン2ルームハウスはオススメできるテントです。2ルームテントならではの魅力、このテントならではの魅力が満載ですよ。初心者キャンパーでも最高に楽しめるテントを、さっそく手に入れましょう。
Let’s camp debut with Tough screen 2 room house.
タフスクリーン2ルームハウスでキャンプデビューしよう!
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