FGノットの結び方について
FGノットは、釣り初心者には難しいライン結束方法というイメージされがちです。ナイロンラインやフロロカーボンラインがメインのアングラーにはあまり必要はありません。しかしさらに遠くへのキャスト、感度の良いラインの使用となると、PEラインが欠かせません。PEラインは引っ張り強度は抜群ですが、根ズレに弱く、直結すると伸びがないのですぐに切れてしまいます。このためリーダーが必要となり、リーダーとPEの結束強度の信頼度が高いFGノットの習得が必要になります。FGノットの結び方は簡単!?
FGノットの結び方は、慣れるまでは難しいと感じるかもしれませんが、コツを覚えると意外と簡単かもしれません。「ラインテンションをしっかりかける。」「ハーフヒッチなどで終端処理を入念に行う。」この2つのコツをしっかりできれば、そんなに難しい結束方法ではありません。高感度の軽いラインを、ロングキャストして遠くのプレッシャーの低いターゲットを狙えるなど、FGノットを習得することで得られるメリットは大きいです。FGノットの結び方 画像解説!
FGノットは人によって作業の方法が多少違います。よくあるのが指にPEラインを巻き付けて、「アヤトリ」のようにリーダーにPEラインを編み込んでいく方法ですが、初心者には少しわかりにくい感じがしますので、簡単な方法とされる編み方でご紹介します。前半がPEをリーダーに編み込む工程、後半はスッポ抜け防止の工程をご紹介します。手順1.
PEとリーダーを十字に重ねます。ルアーに接続するのはリーダー(先)の先端、リールに接続するのはPE(元)の末端部とイメージして下さい。
手順2.
リーダー(先)側にPE(先)をくぐらせてループを作ります。
手順3.
リーダー(元)側にPE(先)をくぐらせてループを作ります。
※ワンポイントアドバイス
「8」の字でリーダーにPE(先)をくぐらせてループを作るというイメージでOKです。
手順4.
PE(元)、PE(先)、リーダー(元)、リーダー(先)に十分テンションをかけ、リーダーとPEの交点を指で押さえながらしっかり締め込みます。
※ワンポイントアドバイス
この段階でPE(元)、PE(先)、リーダー(元)、リーダー(先)に十分テンションをかけ、リーダーとPEの交点を指で押さえながらしっかり締め込むことが重要です。
手順5.
手順2~4の手順を繰り返して、リーダーにPEを編み込んでいきます。
※ワンポイントアドバイス
手順2から手順4の1サイクルごと、手順4の段階でPE(元)、PE(先)、リーダー(元)、リーダー(先)に十分テンションをかけ、リーダーとPEの交点を指で押さえながらしっかり締め込むことが重要です。
手順6.
リーダー(先)側、リーダー(元)側でそれぞれ10回程度、手順2~4の手順を繰り返して、リーダーにPEを編み込んだ後、上の写真のように各ラインの位置を整えます。ここからは手順2~4を繰り返して作った編み込みが、ラインのスッポ抜けで崩れないように、ハーフヒッチなどによって終端処理を行う工程になります。
※ワンポイントアドバイス
手順2~4の手順を繰り返し回数が多くなるほど編み込みの長さが長くなり、それに伴ってラインの結束強度が強くなります。
手順7.
PE(先)でハーフヒッチ(1回目)を作り、締め込みます。
※ワンポイントアドバイス
これで仮止めになります。
手順8.
PE(先)でハーフヒッチ(2回目)を作り、締め込みます。
※ワンポイントアドバイス
仮止めの補強になります。
手順9.
スッポ抜け防止のため、PE(先)でエンドノットを作り、締め込みます。
※ワンポイントアドバイス
PEラインによる止めはこれで終了です。
手順10.
スッポ抜け防止のため、リーダー(元)でエンドノットを作ります。
※ワンポイントアドバイス
リーダーでも止めを行って、スッポ抜けを完全に防ぎます。
手順11.
リーダー(元)のエンドノットを締め込んだ後、リーダー(元)、PE(先)の余分な部分をカットします。
手順12.
このような形になれば完成です。
FGノットのアシストツール
FGノットは正確に行えば最強の結束方法ですが、慣れないうちは市販のアシストツールを用いる方がいいでしょう。また、現地で風が強いと軽いPEラインが激しく動くので、結束強度を左右するポイントとなる「十分なテンションをかけながら締め込む」という作業を繰り返すのはかなり難しいです。こうした場合アシストツールを持参していれば便利です。FGノット、計測ツール、プライヤーが1つに
一度使えば手放せない!?
最強ノットを簡単に作れる!?
FGノットをマスターしよう!
FGノットはラインにテンションがかかるほど、締め込む力に変換されて強度が増す理にかなった接続方法です。重いメタルジグをPEラインを使って遠くにキャストするショアジギングなどではマスターしておきたいです。ポイントを抑えておけば、現場で結ぶこともそう難しくないのですが、アシストツールがあれば安心ですね。
from TSURI HACK[釣りハック] http://ift.tt/2eAmlls
via IFTTT http://ift.tt/2iZ2kdu
コメント
コメントを投稿